【JITCO協賛】模擬試験型講習 曲げ試験結果は!?
さて、少し間が空いてしまいましたが、前回開催致しました
【JITCO協賛】溶接専門級 模擬試験対策講習
における講習の様子とその模擬試験片に対して行った曲げ試験をご紹介。
2/16.17にて開催致しましたが、有難いことに両日満員。
参加頂いた実習生のほとんどは、事前に幣組合が行う専門級対策講習(基本編)に参加して頂いた方々、或いは溶接試験に対して全く知識の無い方・・・所謂、溶接試験なんて実習生1年目の基礎級の時からやってねーよ!という方々。
やはり数日でも練習していると手捌き的にもかなり差が出るなといった印象でした。
(普段からあまり本溶接をやらせていないという企業様は、基本編からの受講が好ましいです)
JITCO協賛のこの模擬試験対策講習のメニューは、
・試験のルール、および手順の説明
・実際の溶接曲げ試験において、どこが重要であるかの解説
・上記を踏まえて練習
・模擬試験片作成
・模擬試験片 曲げ加工(後日)
・模擬曲げ試験片 レポート(後日)
となっており、『模擬試験』の言葉のとおり基礎的な溶接方法をお教えする時間はあまりないカリキュラムになっております。
今後、基本編の講習案内も随時告知していきますのでご活用ください。
さて、今回の模擬試験片としては上記の通り外観においても上下差が非常に大きいものとなりました。
外観試験で、1割くらいはアウトかな。。。
(外観アウトと思われる実習生は、後日、基本編の講習を3日間受講されに来ました)
ちゅーても、おまいさんがいつも言ってるように
外観さえ何とか収まっていれば、あとは中身やろが中身——————–!!
まったくもって、その通り。
ということで、細かいところ・・・
溶接ビード幅は、※mm以内にしてね?
溶接ビード高さは、※mm以内に収まってるよね?
開先残ってないよね?んなもん、残す訳ねーよな!?(え、開先残りってどんなの?って方は、ヤバし!)
んなこたぁー合点承知の助だぜ!とばかりに吹き飛ばして、模擬曲げ試験片。
・・・やっぱ溶接試験(曲げ試験)童貞なら、外観はそこそこでもこんなもんだろうなという印象です。
合格だろうってのが50%くらい。
そう、この数字・・・各管理団体や各企業が感じている実際の試験合格率の体感とほぼ一緒でしょ?
(実習生が本溶接ガチでやってる企業除く)
実際の曲げ試験を少し。
下向き(F)
おおーーー!!?ちゃんと曲がってるのか!!!?
よく見ると・・・
お疲れ様でした…下向きアウチです。
解決方法は、ゴニョゴニョ・・・(この内容は基本編の練習のメインであり、模擬試験レポートにも明記しております)
因みに、このパターンの実習生曲げ試験片は…めーーーーーーーーーーーーちゃ!!多いですね。
横向き(H)
うううーん、この試験片は外観良かったんだけどなぁ。
実際は最終層の仕上げが、ゴニョゴニョ・・・だった様子。(この内容はもちろんレポートに明記しております)
こちら、外観はちとマズいながらも、本番なら曲げ試験までやってもらえるかな?といったモノ。
バスーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!
お疲れ様でした。
ショックは受けなくていいんです、これ『模擬試験』ですから。
ここから、足りない技量の向上および改善策を考えればよいのです。
もちろん私が責任持ってアドバイスしますから。
やっぱりね、曲げ試験童貞は童貞なりですよ。
もちろん、イッパツで(たまたま)決めるようなイケてる奴もいますけど。
ホンネで言いましょうか?
『2回しか受験のチャンス無いんだから、一度この模擬試験で結果を見てから実習生の技量向上や改善策考えません?』
『1回目で受かればラッキーでそれから考える?クッソ高い受験料払うのもったいなくないですか?』
一度でも自分の溶接試験片がブチ折られてたら、そりゃ誰でも自覚しますよね?
ヤベー!何がダメなんだろうか?って。
その体感を本番の試験でやるの無駄でしょ?
(試験料とは別途で)銭出してわざわざ開示してもらわないと、実際の曲げ試験片見れねーし。
ということで、次回はJITCO協賛ではありませんが
4/13 溶接専門級対策講習(基本編) を開催します。
曲げ試験をしたい方は、この内容にプラスして対応可。
興味のある方は、是非早めご連絡を。
(希望者多ければ、別日程を設定します)